現代社会が抱える問題点に鋭い考察を加える。


by 5_kokintou

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不届き者と愚か者と

ライアン米国下院議長が引退を発表(記事1)、真っ赤な嘘とはまさにこれ、読売新聞が指摘していた様に、隙あらば大統領選挙に打って出ようと言う布石です。

この人物、もの凄く自己顕示欲が強く、将来の大統領を自負しているそうで、云わば現状はキャンセル待ち、トランプ大統領が一期四年で退陣すると読んで下野したのです。

でも大統領はおそらく、中間選挙で勝利しますから、再選を目指すことになると思われます。


与党共和党が勝つ理由としては、公約を実現したか、少なくとも着手している点が挙げられます。

減税にしろ、不法移民問題にしろ、貿易協定の見直しにせよ、全て具体策を提示或いは実行しています。(記事2、記事3)

特に減税は、中流以下の所得層には値千金ですし、雇用創出も就職できた側にとっては、朗報以外の何物でもありません。

更に景気が堅調に推移していること、「強い米国」を打ち出している現実を踏まえると、来るべき中間選挙では「反オバマだけど民主党寄り」層が、共和党候補に投票することが予想されます。

あと欲を言えば、共産主義中国が、崩壊とは行かないまでも、体制に動揺が生じたら、大統領にとって追い風になると思われます。


トルコのイスラム原理主義政権が、大統領と議会選挙を前倒し(記事4)、一年半も繰り上げると言うことは、対クルド制圧作戦をシリアで展開している今が好機と判断したのでしょうが、疲弊する経済実態を考慮に入れると、不正がか無ければ与党に不利と考えられます。
 
(続く)
記事1)ライアン米下院議長、再選目指さず=中間選挙へ与党に打撃
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041200023&g=use

記事2)トランプ氏、DACA合意「あり得ぬ」 NAFTA解体も警告
https://www.cnn.co.jp/usa/35117035.html

記事3)NAFTA再交渉、米が原産地規則で要求緩和
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29401740U8A410C1000000/

記事4)トルコ大統領・議会選、6月24日に前倒し実施へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3171698?cx_part=latest&cx_position=2

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# by 5_kokintou | 2018-04-19 20:52 | Comments(0)

変動する国際秩序

米国からイラン攻撃のお墨付きを得たとされるイスラエルが、ガザ地区を実効支配しイスラエルに攻撃を仕掛ける過激派集団ハマスの秘密トンネルを爆破、エジプトと組んで、ハマスを締め上げつつあります。(記事1、記事2)

米国も、イラン合意破棄を匂わせていますし、サウジアラビアを筆頭とするアラブ諸国に、シリアへの出兵を求めています。(記事3、記事4)

これは勿論、シリア政府軍を支援するための依頼であり、同国に不法侵入するトルコやイランと、政府軍が直接対峙した場合の後援の他、特にカタールには踏み絵の意味合いがあります。


欧州ではマクロン仏大統領が演説、リベラル擁護の発言をしていますが(記事3)、ロスチャイルド系企業役員から仏社会党「リベラル」政権閣僚に就任し、それも一方的に辞任した挙句、中道新党を立ち上げて大統領の座に収まった人物が定義する「リベラル」とは何ぞや。

それなら仏国内で猖獗を極める労組のストライキにも「リベラル」な対応をすれば良いではないですか。

そもそも、リベラルは中道左派と殆ど同義、大統領は中道左派だったのですか。


小物ほど小賢しいことを考えます。

ですから仏大統領が小細工を弄し、シリアの大統領から勲章を剥奪するのは愚の骨頂(記事6)、そもそも、代替わりした時にフランスが授与したもので、シリアの宗主国はフランスとの宣言でもあります。

それを剥奪すると言うことは、シリアがフランスの影響下から離脱したことを自ら認める様な出来事、仏外交の失態以外の何物でもありませんが、マクロン氏にはその辺りが理解出来ない模様です。


御高説や空理空論を垂れている暇があれば、足元の現実に目を向けるべきです、原則から失速に向かいつつある欧州経済の実態を。(記事7、記事8)

それなのに、追加対露制裁に応じない米国には音無し(記事9)、強者には吼えません、そしてロシアは仮想通貨規制を打ち出していますが(記事10)、仮想通貨市場の主役は、欧州企業の上得意先の中国ではありませんか。

救いの手を差し伸べないのでしょうか。

(続く)

記事1)イスラエル、イランを攻撃対象に 米が事前了解か、米報道
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29520320Y8A410C1EAF000/

記事2)イスラエル軍、ハマスの地下トンネル破壊 「過去最深、最長」と国防相
https://www.cnn.co.jp/world/35117791.html

記事3)ポンペオ米国務長官候補、対ロ強硬路線を主張 イラン合意修正目指す
https://jp.reuters.com/article/pompeo-rossia-idJPKBN1HK049

記事4)米、アラブ諸国に派兵打診か=シリアのIS解放地域に-WSJ紙
http://www.afpbb.com/articles/-/3171478?cx_position=21

記事5)EUは民主主義巡り「内戦状態」 マクロン仏大統領
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29519920Y8A410C1EAF000/

記事6)フランス、シリア大統領に授与の最高勲章を剥奪へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3171506?act=all

記事7)3月の欧州自動車販売は前年比-5.2%、日産・フォードが2桁減
https://jp.reuters.com/article/europe-vehicleregistrations-idJPKBN1HP0SI

記事8)欧州:1-3月の新車販売台数、0.6%増-5年ぶりの低い伸び
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-18/P7DBZU6TTDS101

記事9)米政権、対ロシア追加制裁見送り 関係悪化を懸念=高官
https://jp.reuters.com/article/usa-russia-sanctions-idJPKBN1HN35M

記事10)ロシアが規制強化
http://vc.morningstar.co.jp/000380.html

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# by 5_kokintou | 2018-04-18 17:51 | Comments(0)

トランプ大統領の立場に立ってみる

米英仏がシリア政府軍施設へのミサイル攻撃を実施(記事1)、マクロン仏大統領は米国を説得したのは自分だと自画自賛していますが(記事2)、口先だけの大統領にうんざりしている現地報道機関が、追及の手を緩めることはありません。(記事3)

足元のストライキすら収拾できないのですから(記事4)、危機管理能力や政策遂行能力に疑問符が付くのは已むを得ません。

右寄りの政策を実行しようとすれば、左翼が黙っていないのは必至、これまでに何らかの策を立てておかなかったのですから、無為無策と評されても仕方ありません。


トランプ政権の閣僚の顔触れを眺めても一目瞭然ですが、権力基盤の一端は軍部であることは明白、ですから中間選挙の直後に首都で軍事パレードを実行するのです。(記事5)

次に米国は法治国家であるべきとの意識が濃厚です。

不法移民や不法難民が許せないのもそのためで、考えてみれば当たり前の話で、日本で密入国者が発見されたら、直ちに国外退去処分を受けますが、合法的な訪問者は犯罪を犯さない限り、放逐されません。

ところが特にオバマ前大統領時代には不法入国が野放し、今でも米国では州知事の権限が強いですから、反トランプ州ではあの手のこの手の抵抗が続いています(記事6)、不法移民そのものが利権になるからです。

ましてや、ゲルマン民族大移動であるまいし、集団で白昼堂々と密入国しようと言う企てを傍観している大統領ではなく、州兵を動員したのも当然です。(記事7、記事8)

従って、今年7月に予定されているメキシコ大統領選挙で、左翼系候補が当選することを望んでいる筈です、NAFTA脱退の絶好の口実が作れますから。(記事9、記事10)

(続く)

記事1)トランプ大統領、シリア攻撃で「任務完了」-ロシアは侵略行為と非難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-14/P75JI96S972P01

記事2)仏大統領「トランプ氏説得した」=シリア攻撃で助言
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041600178&g=use

記事3)マクロン仏大統領、TVインタビューで激論 経済改革の正しさ主張
https://jp.reuters.com/article/france-macron-idJPKBN1HN0F7

記事4)エールフランス、計7日間のストで220億円損失の見通し
http://www.afpbb.com/articles/-/3170689

記事5)軍事パレード、11月11日実施へ=米首都で戦車参加せず
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031000415&g=use

記事6)トランプ氏、加州知事批判 強制送還恐れの移民恩赦
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28858150R00C18A4FF8000/

記事7)トランプ氏、メキシコの「移民キャラバン」に激怒
http://www.afpbb.com/articles/-/3169767

記事8)対メキシコ国境に軍配置、トランプ氏が表明
http://www.afpbb.com/articles/-/3169908?cx_position=6

記事9)メキシコ大統領選、左派ロペス・オブラドール氏支持拡大=世論調査
https://jp.reuters.com/article/mexico-election-poll-idJPKCN1H90JO

記事10)米大統領、ドリーマー救済終了を宣言 NAFTA破棄も示唆
https://jp.reuters.com/article/usa-immigration-idJPKCN1H81IB

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# by 5_kokintou | 2018-04-16 22:01 | Comments(0)

待機する「時の氏神」

シリアを巡り、米露の対立が表面化しつつある印象を受けますが(記事1)、仲裁を買って出る「時の氏神」の登場を待っているから、ですから米国は対露制裁に消極的です。(記事2)

仲裁者の条件としては、


「米露いずれとも良好な関係にある」

「イスラム教スンニ派にも同シーア派にも与さない」

「中東に直接の利害関係が無い」

「合意が成立した場合、一定の拘束力を付与できるだけの力量がある」


スイスやスウェーデンと言った中立国が間に入るのが定跡ですが、米露ともに欧州を間に挟むのは好まないですし、特にロシアは経済制裁を受けている立場上、難色を示すでしょう。

小誌としては、本命日本、対抗がインド、大穴北朝鮮と予想していますが、北朝鮮はおそらく裏方でお膳立てに徹するのではと考えられます。


米露の最終目的は、シリアひいては中東から、「反トランプ親英国王室勢力」を一掃することにありますが、当面は、シリア国内の親イラン(シーア派)勢力掃討、並びにイエメンからの印イラン勢力の駆逐が、喫緊の課題となります。

イスラエルがシリア領内で空爆を実施し(記事3)、それに対しイランが激怒しているのも(記事4)、イスラエル軍機が叩いた基地が、民兵を装ったイラン兵士の駐屯地だからで、シリアにはこの種の「イラン軍基地」が多数存在します。


シリア情勢を敷衍しますと、トルコが北部に侵入しクルド民族勢力を底から駆逐し、それにイラン勢力が呼応する一方、シリア政府軍は首都近辺の反政府勢力を覆しました。

とすると、「トルコ・イラン」と「シリア政府・クルド民族」が激突するのは必至で、その際、シリアに駐屯するロシア軍、シリアの南隣国イスラエル、それにイスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアの動向が鍵を握るものの、これらは小誌見解に従えば、全て「トランプの米国」の与党です。

イエメンの敵対勢力からミサイルを撃ち込まれているサウジアラビアが、その迎撃に成功しているのも(記事5)、イスラエルが開発した防御装置「アイアン・ドーム」を拝借しているからで、サウジにとって真の敵は、そのイエメンにミサイルまで持ち込んでいる仇敵イランです。

UAE(アブダビ)が米国との関係を深め(記事6)、油田の鉱区を外資に開放することにしたのも、バーレーンで巨大油田発見の一報が流れたのも(記事7)、世界地図を見れば一目瞭然、両国はサウジアラビアの与党にしてスンニ派国家、加えてイランと通ずる「裏切り者」カタールを挟む様に位置しています。

サウジは勿論、クウェートもバーレーンもUAEも、ペルシャ湾をはさんでイランと対峙しています。

要は、イランとカタールから、原油と天然ガスは買うなと言う警告、バーレーンやUAEでの油田採掘を待つまでもなく、米露それにサウジの三大産油国が、イランより安い価格を提示するぞとの脅し、いずれ両国で稼働が始まれば、更にイランとカタールは窮地に追い込まれます。

付言すれば、米国防長官がタリバンとの接触を試みているのも(記事8)、イランを挟み撃ちにする魂胆、タリバンはスンニ派集団ですし、米国と関係が良好だった時期もあります。

それにしても、イランが仕掛けたサイバーテロは悪手(記事9)、親しい日本まで敵に回してしまいました。

(続く)

記事1)米、シリア軍事行動示唆 トランプ氏「まもなく決断」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2919504010042018MM0000/

記事2)ムニューシン米財務長官:ロシア債を制裁対象としない勧告を堅持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-11/P71GPO6K50YD01

記事3)イスラエル軍機がシリア基地攻撃=レバノン領空からミサイル、14人死亡
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040900859&g=isk

記事4)イスラエル、イラン対立激化 シリア軍基地攻撃巡り緊迫
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2926227011042018FF2000/

記事5)サウジがリヤド上空でミサイル迎撃、武装組織「フーシ派」の攻撃激化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-11/P715K16JTSE801

記事6)米大統領とUAE皇太子、湾岸諸国の連帯強化で合意
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2018/04/211112.php

記事7)バーレーン、過去最大の油田発見 「既存の埋蔵量圧倒」
http://www.afpbb.com/articles/-/3169618

記事8)対タリバン和平を協議=米国防長官、アフガン訪問
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031300948&g=use

記事9)米、イラン企業・個人に追加制裁 日米などにサイバー攻撃
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28540110U8A320C1000000/

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# by 5_kokintou | 2018-04-12 16:28 | Comments(0)

お手並み拝見、英国王室

王子の婚礼に、トランプ大統領のみならず、自国のメイ首相も招待しない意向を英国王室が表明(記事1)、器が小さいと言われそうですが、なりふり構っていられないのでしょう。

アジアに二隻目の艦船を派遣するのは、表向きの理由は、北朝鮮の闇取り引き監視ですが(記事2)、それなら軍艦でなくとも構わないのですが、中国が異議を唱えない現実を踏まえると、米軍艦隊の牽制が真の作戦目的と思われます。

件の英国女王にノーベル平和賞授与の動きが表面化(記事3)、この賞は英国王室の意を体したものですから、お手盛りで自画自賛したいのでしょうか。

確かに、ノーベル平和賞を受賞した英国王は、今までは存在しません。


マクロン仏大統領がシリア政府軍に対する攻撃に言及(記事4)、口実は何であれ、かつての植民地に対する、宗主国としての影響力を回復するための一策であり、労組のストライキが続く内政から目を逸らす目的もあります。


マクロン大統領は今月23日に、続いて27日には米独首脳会談が予定されていますが(記事5)、そのドイツにもストライキが波及しています。(記事6)

何故、経済の優等生ドイツでストが発生するのか、実は経済の減速が表面化しつつあるからです。

それを端的に示すのがドイツ銀行の迷走(記事7)、金融機関の業績悪化の裏には、必ず不良債権の膨張があります。


英国王室の悩みは深まるばかりです。

(続く)

記事1)米英首脳ら、招待されず=ヘンリー王子結婚式
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041100311&g=use

記事2)英、北東アジアに揚陸艦派遣=対北朝鮮「同盟国を支援」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041100321&g=prk

記事3)英女王をノーベル平和賞候補に 英連邦加盟国で推薦の動き広がる
https://this.kiji.is/356223255780246625?c=39546741839462401

記事4)仏大統領、シリア攻撃を示唆…「数日中に決断」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180411-OYT1T50059.html

記事5)ドイツのメルケル首相、トランプ米大統領と27日会談へ
https://jp.reuters.com/article/usa-germany-merkel-idJPKCN1HC253

記事6)大規模スト実施の独仏、数万人の空港利用客に影響
http://www.afpbb.com/articles/-/3170713?cx_position=8

記事7)ドイツ銀行、クライアンCEO「解任」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29159940Z00C18A4EE9000/

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# by 5_kokintou | 2018-04-11 21:46 | Comments(0)

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