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戦国時代の意義とは何か、独自の観点から考察します


by 5_kokintou

政治的偏見矯正? 政治的偏向でしょう、ノーベル平和賞選考委員会

2007年に発足し、今年(2017年)のノーベル平和賞を受賞した団体名(略称)がICAN、そして2008年に「イエス、YOU CAN」と訴えて米国大統領選挙を勝ち抜き、何の実績も残していないにもかかわらず、2009年のノーベル平和賞が授与されたのがオバマ前大統領、ノルウェー・ノーベル委員会(ノーベル平和賞先行機関、委員は全員ノルウェー人)はジミー・カーター元米国大統領を受賞者にした際、それがブッシュ(息子)大統領に対するあてつけであることを明言しています。

そして今回のICAN、日本の窓口は、全国の飲食店に世界一周の船旅のポスター広告を貼らせている「ピースボート」、辻元清美国会議員もさぞ喜ばれているでしょう。


今回の受賞劇が、選挙戦真っ最中の日本の宰相、安倍総理と自民党に対する当て擦りと、総選挙への干渉であり、トランプ大統領への牽制であることは必定、黒幕はもうお分かりかと思われます。

因みに、件のマララ女史も受賞歴があり、このパキスタン出身の女性が、英国の一流女子高校からオックスフォード大学へと進学したのは御存じの通り、利用価値があるから優遇している訳で、後ろ盾は勿論、英国王室(エリザベス二世)です。


小誌では「男女平等、人道博愛主義、政治的偏見排斥」を謳う、「ポリティカル・コレクトネス(略称PC、政治的偏見矯正運動)」のご本尊を、エリザベス二世英国女王との仮説を立て、その上で現在の国際情勢を様々な観点から考察してきましたが、今回の平和賞受賞者とその選考理由は、この見方が正しいことを裏付ける傍証になるのではないかと思料しています。

すなわち親PC派構成国(構成員)は親英国王室であり、王室にまつろわぬ者共は反PC派、その旗頭がトランプ大統領です。


そして現状は、親英国王室親PC派の旗色が悪いのは一目瞭然、一例を挙げると、親PC派の有力な信奉者とみられるローマ法王フランシスコの出身国アルゼンチンは今、サッカーW杯南米予選の通貨が危ぶまれる程の苦戦を強いられていますが(記事1)、これも国家経済が破綻に瀕しているから、国民的スポーツとは言え、お遊びに浪費する余裕がないのです。

同じ南米の大国ブラジルでは、五輪会長が贈賄容疑で逮捕(記事2)、2016年開催のリオ五輪招致に絡んだ犯罪を今頃蒸し返すのですから、ブラジルを揺るがすことで同国への依存度が高いアルゼンチンを危機に追い込む魂胆です。

更に欧州の火種となりつつあるカタルーニャ州情勢は傍観するしか手はなく、中央政府と州政府の対立が先鋭化しつつあるのを手を拱いて眺めるのが精一杯(記事3)、EUに手を回して独立反対の意思を表明させるのが限界です。

PCの真意は「己の利害得失最優先」、それはPC信奉者の数だけ正義があることになり、反PC派と軋轢を生むだけでなく、親PC派同志もやがては対立せざるを得なくなります。


一枚岩でないことを見切っているのが、反PC派の巨頭サウジアラビア、英国王国の威光を最早恐れず、ロシア(プーチン大統領)に正面切って接近しつつあります。(記事4)

大統領も言わずと知れた反PC派の領袖の一人、議題の一つは原油価格暴落、仇敵イランを経済的に追い詰める腹積もり、同国による核開発の証拠を掴んで、イスラエルに使節を攻撃させる手筈も整えるものと考えられます。

(続く)

記事1)アルゼンチン6位後退=サッカーW杯南米予選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100600605&g=scr

記事2)ブラジル五輪委会長、贈賄で逮捕 リオ五輪招致巡り
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21968550W7A001C1EAF000/

記事3)スペイン憲法裁、カタルーニャ州議会召集差止め命令 独立問題巡り
https://jp.reuters.com/article/spain-politics-catalonia-judic-1005-idJPKBN1CA2IJ

記事4)サウジ国王、初の公式訪ロ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100500628&g=isk

by 5_kokintou | 2017-10-07 00:00 | Comments(0)
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