現代社会が抱える問題点に鋭い考察を加える。


by 5_kokintou

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マクロン大統領の人生最良の日に乾杯(苦笑)

フランス総選挙が終了、マクロン新党が過半数を確保したとの由、ここからは寄り合い所帯の弊害が露見しますから、まずはお手並み拝見です。

EU存続か否かが争点の様に報じられていますが、移民問題、治安維持と言った根底にある課題は手つかず、いずれ再燃するでしょうから、その時に前任者の二の舞にならないことを祈る次第です。


サウジアラビアが大減産に着手しているにもかかわらず、やはり原油価格は下落傾向にあります。(末尾記事1、記事2)

仇敵イランが投げ売りしたら最後、原油相場は底割れすると思われますが、イスラム教スンニ派国家にもかかわらず、親イラン路線を放棄しなかったカタールに対し、サウジを筆頭に周辺諸国が制裁を加えているのはご承知の通り、ただ面妖なことに、そのカタールに米国が軍用機を売却したにもかかわらず、これら周辺国から非難の声が上がっていません。(記事3)

平たく言えば賠償金です。


一概にF15戦闘機と言っても、各国によって仕様が異なります。

相手国の事情(例えば日本は専守防衛が建前)や気象等も考慮せねばなりませんが、その同盟国がどの程度の技術を有しているか、更にはその国への米国の信頼度も反映されます。

米軍納入仕様を100とすると、日本向けは90、韓国用は精々70、中東に至っては50あれば御の字でしょう。(日本は独自に改良を重ねて100に近づけますので、米国にとって頼もしいやら警戒しなければならないやらで困り者です)

つまり、今回のカタールへの武器輸出は、中身が一世代昔の設計になっていてもおかしくない訳で、それを言い値で売れるのですから、これ程旨みのある取引はありません。

何とか米国にとりなして貰おうと言うのが、カタールの算段かも知れませんが、それは甘すぎます。

米国にはサウジアラビアを説得する意志は更々ありませんし、サウジも対カタール経済制裁を撤回する考えは全くありません。

「金で片を付けよう」との魂胆が間違っている訳で、米国とサウジアラビアの真意は、「カタールよ、性根も権力構造も叩き直せ」です。


経済制裁を喰らうからには、それなりの理由がある筈で、制裁を解いて貰うには、言い分を呑まねばなりません。

にもかかわらずカタールは、制裁発動後にイランから生活物資の供与を受けていて、恭順の意を示さない、全く怪しからんと言うのが制裁する側の理屈です。


最終的には、現政権が崩壊して親米新サウジ派が権力を掌握するまで、締め上げは続くことになります。

そしてカタールが米軍に国内基地を供与し、米国から購入した戦闘機も貸与する、これなら本来の性能の軍用機を買い付けることになりますが、この筋書き通りになるかはカタール次第です。

(続く)

<引用記事>
記事1)サウジ原油輸出、今夏は日量700万バレル下回る=業界筋
https://jp.reuters.com/article/saudi-oil-exports-idJPKBN196047

記事2)原油価格 半年ぶり安値
https://jp.sputniknews.com/business/201706153765889/

記事3)米、外交危機のカタールにF15売却へ 約1兆3200億円で合意
http://www.jiji.com/jc/article?k=20170615035800a&g=afp

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by 5_kokintou | 2017-06-19 19:48 | Comments(0)
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